風邪引いたらこれをいつも食べてたの

だって、冷たくてプルプルでおいしいじゃない♪

あいつも食べてくれたらいいんだけど・・・





    リン







「珍しいですね。犬夜叉が風邪をひくなんて。」
「ほんとだね。元気だけが取り柄の犬夜叉が風邪なんてね・・・」


病人の隣で話している、弥勒と珊瑚。
よほど珍しいのか、何度も何度も犬夜叉の顔を覗き込む。

が、恥ずかしいのか犬夜叉は布団で顔を隠している。



「犬夜叉!!水持ってきたよ!!!!」



かごめが水の入った桶を持ち、帰ってきた。
それを見た弥勒はさっと立ち上がる。


「それでは薬草を貰ってきます。いくら犬夜叉とはいえ、今は病人ですしね。」


と言いながら珊瑚の手を持っている。


「・・・なにすんだい。」
「何って薬草を貰いに行くんですよ。」


「それを聞いているんじゃないの。この手は何だって聞いてるの!!!!」



結局、珊瑚は弥勒と一緒に薬草を貰いに行く事になったが、手はつないでおらず弥勒の顔には手形が残った。








珊瑚ちゃんも結局行くんだね。



ふふふと笑い、犬夜叉のほうに目をやる。
犬夜叉はまだ顔まで布団をかぶっている。
かごめはフーッとため息をすると布団に手をかけた。


「犬夜叉。大丈夫?」


応答はない。


かごめはもう一度声をかける。



「犬夜叉!布団かぶってると苦しいでしょ?」


そう言って布団を少しとる。
犬夜叉は光が差し込んだせいか、半目を開けてかごめを見る。




「なんだよ?」




声はいつも通りの声。


「どう?体まだだるい??」


「・・・だいぶ楽。」


「じゃ、なんか食べよっか・・・」


かごめは自分が持ってきたリュックの中から、プリンを取り出した。


「これね、プリンって言うの。」
「ぷりん???」
「いっつもね、風邪引いたときに食べさせてもらってたの。」



起きれる?と言いながら、犬夜叉の背中に手を回して座らせる。
座ったのを確認してかごめはプリンのふたをペリペリとはがした。


「はいっvvv」


プリンを一口分、スプーンに乗せて犬夜叉の前に出す。
が、犬夜叉は食べようとしない。


「どうしたの?」


「これ本当に食べれるのか?」


いっつもカップラーメンとか食べてるくせに。


「大丈夫だよvほらっ。」

と言いながらかごめはパクッとプリンを食べる。
犬夜叉はかごめからプリンを取り、床に置いた。
そしてかごめの腕を引き、キスをする。




んんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!




かごめが持っていたスプーンが地面に落ちる。
その音だけが響く。
犬夜叉は満足したのか、かごめを離した。
かごめの顔は真っ赤。



「これ、うまいな」



かごめは下を向いたまま、犬夜叉より少し離れた位置へ移動する。
しかし、それを犬夜叉は許さない。
かごめの腕を掴んだままで離さない。



「どこ行くんだよ、かごめ。」
「・・・・・・・・」
「かごめ?」
「・・・風邪は何処いったの・・・・・・?」

かごめはボソッと言う。
犬夜叉はかごめの腰に手を回し、かごめを持ち上げ自分の太ももの上に座らした。
それでも犬夜叉の手はかごめの腰に回されている。

「そんなもん、とっくにどっか行っちまった。」
「騙したわね。」
「騙されるほうが悪いんだ。」





なんて奴なの!!!!!!!!!!




「そのぷりんなかなかうまいな。」
「・・・プリンなんか食べてないくせに。」



ニヤッと笑う犬夜叉。


「そうだよな。じゃあもうぷりんいらねぇから・・・」



犬夜叉はかごめの腰に回されている手を引く。


「かごめが欲しい・・・」


こいつには恥ずかしいってのはないのかしら。



そう思いながらも犬夜叉の肩に手を置く。
そして、目をつむる。




それを見ていたのは、プリンと落ちたスプーンだけだった。

















しぴの戯れ言
なんじゃこれ!!!
しかも管理人は国語力ないのでこんなのしか書けません!!!!
すみません。。。
しかもバックはプリンじゃなく、べっこう飴です。
「めっさ甘い」を表現したかったんですが・・・
伝わりましたでしょうか??


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